つぶやきます


平成22年8月までのつぶやきより

紙障子と内装(クロス、床材)について



 日頃より私共のホーム・ページを御覧戴きありがとうございます。
平成11(1999)年12月にホームページを開設以来、全国のお客様
からの御質問、御依頼や同業者様からメールをはじめとする多岐に
わたる御連絡を頂戴しました。

 障子は直射日光を遮ったり、窓辺の場合、ガラスとの間に空気層を
形成し保温効果があります。即ち、夏、涼しく、冬、暖かいエコ部材
です。和室のみならず洋間など洋風建築にも取り入れてます。

 クロス。布クロスの需要は、ほんとうに減りました。それに変わり、
紙クロスは増加の一途です。我々、表具師は紙の扱いは得意です。
ビニールクロスの方は、当社では横ばいです。ただ、機能素材の施
工量は増えています。キッチンなどに透明フィルム(オレフィンなど)
を表面に蒸着した、汚れ防止ビニールクロスは確かに汚れを落とし
やすいのですが、クロスのジョイントの汚れは取れにくく、黒ずんだ
線になります。その汚れを取ろうとすればクロスが剥がれやすくなり
ます。あと、静電気が原因のような黒ずみが付き易いような気がし
ます。表面がツルッとした材料は安っぽく感じます。ビニールクロス
の中で選ぶのであれば、防カビ、防炎機能だけのほうが長い目で
見ればいいような気もします。空気をきれいにする「光触媒クロス」
も近年の商品は有効的です。いかがでしょうか。布、紙の風合いは
ビニールの技術が進歩した現在でも差は、はっきりしています。
施工の際は、ぜひ御検討ください。

 床。やはり、コルクをお勧めします。空間を落ち着きの中に贅沢を、
そして、歩く感触。大好評です。天然コルクで厚さが5.5mmあれば、
いいでしょう。傷も目立ちにくく、耐用年数も長い材料です。洗面・
脱衣所にも適します。ただし、直射日光による退色には注意が
必要です。窓辺で工夫しましょう。

 ほとんどのフローリングは、合板の上に0.5mm以下の仕上げ
表面層(板)が貼ってあります。傷がつき水分がしみ込めば剥離し、
下地のベニアがでてきます。フローリングの上にカーペットを敷く
ときはカーペットを濡らしたリしたら、すぐに乾燥させてください。
フローリングの表面にセラミック塗装を施した商品がお勧めです。
ムクが一番ですが。

 カーペットの敷きこみ(フェルト・グリッパー施工、接着施工)は
日頃、掃除をしていれば、フローリングの部屋に比べ空気中の
塵やほこりの舞う量は少ないようです。傷の心配はないし、防音
吸音性能は群を抜いています。畳感覚で使用される方も大勢いま
す。リフォームも、他の部材に比べはるかに容易です。

 多く頂戴しました御質問や御要望を中心に私共の考えを記載
させていただきました。
今後、折をみてアップさせていただきます。
 今後とも、よろしくお願いします。
なお、当社の施工は、全てシックハウス対応です。






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